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KDDI、米Scrumとの業務提携を強化、「スクラム」の手法に準拠したアジャイル開発のノウハウを顧客に提供

 KDDI株式会社は19日、アジャイル開発手法の1つである「スクラム」を日本に普及し、デジタルトランスフォーメーションを目指す法人を支援することを目的に、米Scrumと業務提携を強化したと発表した。

 スクラムは、ScrumのDr. Jeff Sutherlandが提唱したアジャイル開発の手法の一つで、企画と開発が一体となった小規模チームが顧客のフィードバックを得ながら高速に繰り返し開発を行い、イノベーションを実現する手法。

 KDDIでは、2017年2月からScrumおよび株式会社永和システムマネジメントと、アジャイル開発の教育セミナーを実施してきた。今回のScrumとの業務提携強化により、Scrumの手法を取り入れたアジャイル開発支援を拡充し、永和システムマネジメントと共同で、日本人講師によるアジャイル開発教育セミナーの開催やアジャイル開発の立ち上げから、アジャイルな組織運営手法の定着に至るまでの幅広いスクラムチーム支援を行っていく。

 Scrumの認定資格セミナーについては、アジャイル開発チームの立ち上げや開発推進手法に関する「スクラムマスター(LSM)研修」、アジャイル開発におけるサービス要件の定義手法に関する「スクラムプロダクトオーナー(LSPO)研修」、組織全体にスクラムを採用し、アジリティを向上する組織運営方法に関する「Scrum@Scale研修」を増設する。費用は各セミナーとも1人あたり20万円(税別)。

 また、Scrumの手法によるアジャイル開発チーム支援を新規に開始。アジャイル開発の実践経験やコーチ実績が豊富なスクラムコーチが、顧客の企画段階からシステム開発までを一貫して支援し、顧客が社内でアジャイル開発を実践できるようになるまで継続して支援する。