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NTT-AT、標的型攻撃対策ソフトウェア「FFRI yarai」の保守サービス提供を強化 JBサービスとの協業で

 NTTアドバンステクノロジ株式会社(以下、NTT-AT)とJBサービス株式会社は14日、エンドポイント型標的型攻撃対策ソフトウェア「FFRI yarai」の保守サービス提供で協業すると発表した。今回の協業によりNTT-ATは、yaraiの保守サービスメニューに、JBサービスの24時間365日の運用体制やマルウェア分析技術を生かした2つのサービスを追加し、3月15日から提供を開始する。

 yaraiは、一般的なウイルス対策技術では防御が困難な標的型攻撃の攻撃手法を分析し、標的型攻撃の検知・防御に特化したエンジンを用いて多層防御を行う、エンドポイント向けのセキュリティ製品。株式会社FFRIが開発・提供を行っている。

 NTT-ATでは従来も、こうした特徴を持つyaraiの企業向け保守サービスを提供してきたが、今回、yaraiの24時間365日運用体制を提供しており、またFFRIとyaraiの技術的なノウハウも共有しているJBサービスと協業することで、サービスラインアップを拡大するという。

 まず、これまでの平日9~17時から受付時間を拡大し、24時間365日の受付サービスを提供することにより、常時稼働している企業や海外で利用している企業に対しても、安心してyaraiを利用できるサポート体制を提供する。

 また、マルウェアが検知された場合に、ユーザー企業の業務への影響を最小限にするため、早期に解析結果を提供する簡易解析サービスも新たにラインアップした。

 なおNTT-ATでは今回の協業により、既存顧客へのサポート内容の拡大と、新規の顧客獲得を目指す考え。一方のJBサービスでは、NTT-ATのセキュリティパートナーとして、JBグループの統合セキュリティブランド「OPTi Secure」で提供するセキュリティサービスをNTT-ATに順次提供するとしている。