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SCSK、Oracle Exadataをクラウドサービスとして利用可能な「USiZE for Exadata」

 SCSK株式会社は18日、クラウドサービス「USiZE(ユーサイズ)」において、日本オラクルのデータベースマシン「Oracle Exadata Database Machine X6」(以下、Oracle Exadata)をPaaSとして提供する「USiZE for Exadata」を発表した。

 Oracle Databaseの実行に最適化され、高いパフォーマンスと可用性を備えるOracle Exadataへのニーズは高まっているが、これを運用していく上では、高度な障害への対応、定期的なパッチ適用および変更管理、構成管理といった点が課題になっているという。

 今回SCSKでは、こうした課題を解決するためにOracle Exadataのサービス化に取り組み、クラウドサービス「USiZEプライベートモデル」のラインアップとしてUSiZE for Exadataをメニュー化した。

 SCSKのクラウドサービス上でOracle Exadataを稼働させ、SCSKのオラクル専門技術者による24時間365日のサポートを提供。さらに、データベース作成・パフォーマンス監視・チューニングといった運用DBA作業の実施など、Oracle Exadata利用の際に発生する、ほぼすべての運用をサービスとして提供することで、運用上の不安を解消するとした。

 また、運用DBA作業をサービスとして提供し、作業工数および運用負荷を削減するのみならず、使ったリソース分だけ課金される従量課金制を採用しているので、Oracle Exadataの高性能なリソースを必要に応じて利用可能な点がメリット。

 加えて、サービスポータルの「USiZE for Exadata ダッシュボード」上で、サービスの稼働状況をはじめ、従量課金の元となるリソース利用状況などを確認する仕組みを用意しており、コストの最適化を支援するとしている。

 料金(税別)は、基本料金が月額150万円から。従量料金は、運用DBAが月額30万円(インスタンスごと)から、ストレージ利用が月額5万円(500GBごと)からとなる。

 なお、すでにワコールでの採用が決定しているとのことで、同社では、新基幹システムでUSiZE for Exadataを利用する計画だ。