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PwCとHPE、顧客のビジネス戦略を支援するコンサルティングサービスや導入支援サービスを提供

Microsoft Azure Stackによるハイブリッドクラウド環境の支援も

 PwC JapanグループのPwCコンサルティング合同会社と、米Hewlett Packard Enterprise(HPE)の日本法人である日本ヒューレット・パッカード株式会社は12日、グローバルアライアンスの一環として、ビジネスコンサルティング、およびITトランスフォーメーション事業で協業し、国内でソリューションを共同提供すると発表した。

 今回の協業では、PwCコンサルティングの経営戦略策定および業務改革支援などのコンサルティングサービスと、日本ヒューレット・パッカードのITトランスフォーメーションサービスを組み合わせることで、企業が抱える経営・業務課題の解決に向け、構想策定から定着までを一貫して支援するという。

 共同で取り組むのは、働き方改革支援、次期アーキテクチャ策定・構築支援、Microsoft Azure Stackソリューションの大きく3つ。

 1つ目の働き方改革支援では、PwCコンサルティングは生産性を向上させ、意義ある働き方改革を推進するための組織設計、人事戦略・制度設計、IT化アセスメント・構想策定を支援。新しい働き方を実践するワークプレイスデザイン、セキュリティおよびテレワーク環境を実現するインフラコンサルティングサービスも提供する。

 一方の日本ヒューレット・パッカードは、無線LANソリューション「HPE Aruba」によるセキュアなネットワーク環境と、日本マイクロソフトのOffice 365、Windows 10を組み合わせたワークプレイス環境の構築から運用までのITトランスフォーメーションを提供するとした。

 また両社は日本法人の本社でオフィスツアーを開催し、自社の働き方改革の取り組み事例も紹介するとしている。

 2つ目の次期アーキテクチャ策定・構築支援では、PwCコンサルティングは、次世代IT基盤構想策定サービスとして、IT基盤コスト構造改革支援、クラウド移行支援、ハイブリッドクラウド化支援を主軸としたコンサルティングサービスを提供。

 日本ヒューレット・パッカードは、企業が導入するハードウェアやソフトウェアを、クラウドサービスのような従量課金で利用できる「フレキシブルキャパシティ」サービスを通じて、企業のキャッシュアウトの適正化、迅速なスケールアップ、利用量課金、オンプレミスかつ安定継続稼働可能な環境を実現する。

 加えて、マルチベンダーサポートにより、複数ベンダーの製品保守を統合・一括し、既存環境の保守サポート費用の削減に貢献するとした。

 最後のMicrosoft Azure Stackソリューションでは、ハイブリッドクラウド環境の実現を支援する。

 PwCコンサルティングは、Azure Stackの検討段階から支援を行い、プラットフォームの改善に役立つインプットと専門知識を提供。日本ヒューレット・パッカードは、Azure Stack環境の製品提供ならびに構築を支援する。

 なお両社では、セミナー開催をはじめとした共同マーケティング活動も展開する計画で、第1弾として12月13日に、日本マイクロソフト本社(東京・品川)において「Azure Stackソリューションに関するセミナー」、12月18日にPwCコンサルティング(東京・丸の内)で「次期アーキテクチャ策定・構築支援に関するセミナー」を予定している。