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JFEシステムズのプロセス製造業向け原価管理パッケージ、自己管理型データベース「SAP SQL Anywhere」を採用

 JFEシステムズ株式会社は11日、プロセス製造業向け原価管理パッケージ「J-CCOREs(ジェー・シー・コアーズ)」の次期バージョンにおいて、SAPジャパン株式会社の自己管理型データベース「SAP SQL Anywhere」を採用すると発表した。JFEシステムズではこれに伴い、SAPジャパンとOEMパートナー契約を締結。同日より、SAP SQL Anywhereをデータベースとして組み込んだJ-CCOREsを、日本市場向けに提供開始する。

 J-CCOREsは、JFEシステムズの親会社JFEスチール株式会社で培った“鉄鋼業の原価計算ノウハウ”をパッケージ化した製品。現在、大規模製造業を中心に80社以上に導入されているという。

 一方、今回採用されたSAP SQL Anywhereは、標準SQLに準拠した汎用RDBMSサーバー「SQL Anywhere」と、異種RDBMS間のデータ同期テクノロジーなどを含むスイート製品。中心となるSQL Anywhereは、自律的かつ安定的に稼働し続けるための機械学習機能など、さまざまな自動チューニング、自動管理機能を実装している点が特徴とした。

 今回、J-CCOREsのデータベースエンジンとしてSAP SQL Anywhereが採用されたことで、J-CCOREsを導入する企業は、SAP SQL Anywhereのシンプルな価格体系を生かし、クラウド・仮想環境におけるデータベースコストを削減できるという。

 運用においても、SAP SQL Anywhereの自動機能により管理コストを削減可能。さらには、OEM契約によりSAP SQL AnywhereがJ-CCOREsに組み込まれるため、ライセンスから保守まで、JFEシステムが包括的なサポートを提供するとしている。

 なお、今回のJ-CCOREsへの適用は、SAPジャパンが提供する移行ツール「SAP Advanced SQL Migration」と、SAPジャパンの豊富な移行ノウハウと支援によりスムーズに実現したとのこと。

 またJFEシステムズでは今後、従来はコスト面で導入が難しかった企業に対しても提案を強化する考えだ