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ミロク情報とSAPジャパン、「SQL Anywhereシリーズ」の包括的OEMパートナー契約を締結

 株式会社ミロク情報サービス(以下、MJS)とSAPジャパン株式会社は21日、SAPジャパンが有する自己管理型データベース「SAP SQL Anywhereシリーズ」において、包括的なOEMパートナー契約を締結したと発表した。期間は12月25日から3年間。

 SAP SQL Anywhereシリーズは、自律的かつ安定的に稼働し続けるためのさまざまな自動機能を実装しており、エンタープライズレベルの性能を持ちながらも、データベース管理者が不要なことが特徴。また通常のサーバーだけではなく、リソースの限られた端末上でも稼働するなど、軽量な点もメリットという。

 MJSはこれまでも、自社製品にSAP SQL Anywhereシリーズを搭載していたが、今回、SAPジャパンと同データベースにおけるバージョンフリーの権利を追加した、包括的なOEMパートナー契約を締結した。MJSが自社製品に同データベースを搭載して販売する際に、SAPジャパンがMJSに対して、一定金額で無制限の配布ライセンスを提供する、国内初めての包括契約になるという。

 MJSでは、SAP SQL Anywhereシリーズの機能を最大限に活用し、自社の財務・会計、税務をはじめとする業務パッケージソフトウェアの競争力を高めたい考えだ。

石井 一志