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CTC、基幹系特化型クラウド「CUVICmc2」上でSAP向けSUSE Linuxを提供
2017年12月4日 13:06
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下、CTC)とノベル株式会社は4日、Cloud Services Provider(CSP)契約を締結したと発表した。これに伴いCTCは、基幹系特化型クラウドサービス「CUVICmc2」上で、ノベルが国内で販売しているLinux OS「SUSE Linux Enterprise Server for SAP Applications」(以下、SUSE Linux for SAP)を提供する。
SUSE Linux Enterprise Server(SLES)は、ミッションクリティカルシステム向けに開発されているLinuxサーバーOS。今回CTCが提供開始するSUSE Linux for SAPは、SLESをベースに、パフォーマンスの最適化や可用性強化などが図られており、運用の自動化や障害時のダウンタイムの短縮化などを実現するという。
CTCのCUVICmc2は、パフォーマンスに対する保証、高セキュリティ、実使用量に応じた従量課金といった特徴を持つ、基幹系特化型クラウドサービス。今回のCSP契約により、SUSE Linux for SAPを月額課金型で提供可能になったほか、障害対応や対策を含めた一元的なサポート窓口を提供できるとした。
なおCTCでは、CUVICmc2上でのSUSE Linuxを使ったSAP S/4HANAの構築・運用をすでに行っており、今回、顧客システムのさらなる安定稼働や、運用コスト削減、業務の効率化を目的にCSP契約を締結したとしている。