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P&P、SAP環境のトレーニング基盤をクラウド化 CTCの「CUVICmc2」を採用

 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下、CTC)は6日、株式会社ピーアンドピービューロゥ(以下、P&P)向けに、クラウドサービス「CUVICmc2」を用いて、コンサルタントのトレーニング環境を構築したと発表した。

 P&Pは、SAPのERP導入コンサルティングやシステム開発を行うインテグレータ企業。SAPに特化したコンサルティングやコンサルタントの派遣を行っているが、社員がトレーニングするための環境を、従来はP&Pのオフィスやコンサルタントの常駐先にオンプレミスで構築していた。しかし、2016年のオフィス移転を機に、コスト削減とシステム管理者の負担軽減を目指して、コンサルタントの常駐先からセキュアに接続できる、クラウドサービスを基盤としたシステム構築を検討していたという。

 このシステム構築にあたり、P&PではCTCの基幹系特化型クラウドサービス「CUVICmc2」を採用。オンプレミスで構築していたシステムをクラウド化することで、IT資産の減少と省スペース化を実現した。新システムでは、SAP S/4HANAをはじめとした最新のSAP製品の学習や動作検証が可能で、2016年12月に稼働を開始している。

 さらに、CUVICmc2は将来的なサーバースペック増強に備えてメモリ数を1GB単位で柔軟に調整できるが、新システムでも初期投資を抑えて必要な時に必要な分だけを利用するようにしたことで、運用コストも含め、約3割のコスト削減を達成したとしている。