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NTTネオメイト、LoRaWANでサーバーから端末への通信となる「クラスB」通信の商用提供を開始

 株式会社エヌ・ティ・ティ ネオメイト(以下、NTTネオメイト)は17日、LPWAネットワークの「LoRaWAN」について、双方向通信を実現する「クラスB」通信の商用提供を世界で初めて開始し、そのファーストユーザーとしてアズビル金門株式会社に提供すると発表した。

 NTTネオメイトでは、LoRaWANで端末からサーバーへの通信となる「クラスA」通信を提供してきたが、さらにサーバーから端末への通信となる「クラスB」通信の提供開始に向け、環境構築・検証に取り組んできた。

 「クラスB」通信の実現により、たとえばLPガス業界においては、メーターからの通信(上り通信)による遠隔検針だけでなく、地震等の災害発生時や緊急時にガス供給を能動的に停止するといったセンターからメーターへの通信(下り通信)が可能となり、任意のタイミングによる情報把握が実現するなど迅速で効果的な活用が期待される。

 今回の対応により、アズビル金門を通じて多くのLPガス事業者に遠隔検針環境を提供するだけでなく、NTTネオメイトが提供するエリアにおいて、LoRaWAN「クラスB」通信を活用したソリューションを、水道検針など他の業界へ幅広く提供することで、さまざまな社会課題の解決に貢献していくとしている。