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ユニリタとアイネット、クラウドサービス向けセキュリティをマネージドサービスで提供

アイネットのクラウド基盤を活用

 株式会社ユニリタと株式会社アイネットは6日、ユニリタが開発したクラウドサービス向けセキュリティソリューションを、アイネットのクラウド基盤「Next Generation Easy Cloud(NGEC)」上で、マネージドサービスとして提供すると発表した。

 「NGEC」は、アイネットの企業向けクラウドサービス「Dream Cloud」の中核となるプラットフォーム。VMwareのSDDC(Software-Defined Data Center)アーキテクチャを採用しており、パブリッククラウドやプライベートクライドといった複数のクラウド、マルチデータセンターに対応する技術によって、高い可用性を実現している。また、システム移行や運用管理にかかるコストも削減されているとのこと。

 一方、ユニリタのセキュリティソリューションでは、社員が入社した時にIDを各システム用に配布したり、退職した際には各システムから一括削除したりするID管理の仕組みを提供しており、利便性の向上と、システム管理者のID・パスワードのメンテナンス作業の軽減、システムごとのアクセス管理の一元化を実現している。

 さらに、業界標準のSAMLフェデレーションをサポートしており、グループウェア、Office365、G Suite、Salesforce.comなどとのシングルサインオン(SSO)を実現するとした。

 今回、NGECが提供するマネジードクラウドのセキュリティサービスに、ユニリタのセキュリティソリューションが加わることで、社員、顧客、パートナーといったあらゆる利用者が、どんなデバイスからでも、クラウドサービスや企業内アプリケーションに対して、セキュアにアクセスできるようになるという。

 なお、ユニリタのセキュリティソリューションは自治体でも実績があることから、両社では、一般企業だけでなく、自治体のセキュリティ対策を構築から運用までを共同でカバーし、提案する計画。初年度は、10の企業および自治体への導入を目指している。