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ネットワールド、米Kineticaと提携し、日本にAIセンターを開設

 株式会社ネットワールドは23日、米Kineticaと提携し、日本に「Networld AI センター」を開設すると発表した。

 Kineticaは、NVIDIA GPUに最適化されたインメモリデータベースを提供するベンダーで、APAC市場における事業展開を拡充しており、今回のネットワールドとの提携により、日本市場における事業を正式に開始する。

 Networld AI センターは、NVIDIA GPUを搭載したサーバープラットフォーム上で、Kineticaのデータベースソリューションのデモンストレーション、POC環境、機械学習やディープラーニングのトレーニングを提供するAIセンターとなり、2017年11月中に稼働を開始する予定。

 NVIDIA GPU に対応したKineticaのGPUデータベースは、CPUをベースとした従来のデータベース管理システムと比較して、10分の1のハードウェア投資コストで、100倍以上の高速データ処理が可能と説明。また、TesorFlowなどのライブラリもプリインテグレートされており、AIとBIをデータベースと同一のプラットフォーム上で実行するため、ビッグデータ分析システム全体のパフォーマンスを最大化することができるとしている。

 ネットワールドでは、AI、ビッグデータ分析、ディープラーニングに向けたKineticaのソリューションを、IBM Power System S822LC for HPC(通称“Minsky”)をはじめ、NVIDIA DGX-1、HPE、Cisco、DellなどのさまざまなGPU搭載サーバープラットフォームとともに、テレコム、Eコマース、製造業、IoT、金融サービスなど各種分野の顧客やパートナーに提供するとしている。