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パロアルトのクラウドセキュリティサービス「Aperture」、AWS対応などの強化を行った最新版を提供開始

 パロアルトネットワークス株式会社(以下、パロアルト)は19日、SaaSアプリケーション上のデータを保護するクラウドセキュリティサービス「Aperture」について、Amazon Web Services(AWS)への対応などの強化を行った最新版の提供を開始した。

 Apertureの最新版では、新たにAmazon EC2、AWS IAM(Identity and Access Management)、Amazon S3に対応。AWS上でのマルウェアからの防御と、適切なデータガバナンスポリシーの適用による不適切な使用の制御を実現する。

 Office 365対応については、サポート範囲をExchange Onlineにも拡大。Office 365内のメールコンテンツと添付ファイルにあるコンプライアンス違反やマルウェア、ユーザーのなりすまし、データ漏えいを探索するためのスキャン機能を追加した。すでに統合されているプルーフポイントのサービスを補完し、メールによる高度なサイバー脅威への可視化と包括的な防御を提供する。

 G Suite対応についても、サポート範囲をG Suite Marketplaceに拡大。G Suite Marketplace全体にわたるポリシー制御の適用が可能になり、Marketplace経由の標的型フィッシング攻撃やマルウェア、不審なデータ共有からの防御を実現する。

 このほか、SaaSアプリケーションではCitrix ShareFile、Atlassian Confluence、Jiveなどに新たに対応した。

 機能面では、SyslogサーバーやAPIクライアントと連携するようなApertureの設定が可能となり、イベント情報を外部Syslogサーバーにプッシュすることや、ApertureからREST API経由でイベント情報にアクセスすることが可能になった。

 また、不審なふるまいの監視として、SaaSアプリケーション内で不審なふるまいが検出された場合、管理者に警告する機能を追加した。