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パロアルト、SaaSアプリケーション上のデータ保護サービス「Aperture」を日本で提供

 パロアルトネットワークス株式会社(以下、パロアルト)は17日、SaaSアプリケーション上のデータを保護する法人向けセキュリティサービス「Aperture」を、日本市場で提供開始すると発表した。

 Apertureは、組織で利用が許可された法人向けSaaSアプリケーションの脅威防御や情報漏えい対策を実現する、クラウドベースのセキュリティサービス。パロアルトの脅威インテリジェンスクラウド「WildFire」と連携することで、SaaSアプリケーション内の既知および未知のマルウェアを識別し、ブロックできる。

 ユーザーやフォルダ、ファイルの動きを可視化し、分析を行うことで、SaaSアプリケーションの利用状況の正確な把握が可能。機械学習によるカスタムデータ分類や日本語対応のコンテンツ検査機能により、キーワードや正規表現、業界標準のデータ分類子に基づいて、重要なデータが誤って公開されていないか、コンプライアンスに違反していないかを判定できる。さらに、コンテキスト(文脈)を理解しつつ行うポリシー制御機能により、各組織の定めるルールに違反が発生すると、即座にSaaSアプリケーションからデータを隔離できる。

 対応するアプリケーションは、Box、Dropbox、GitHub、Google Drive、Office 365、Salesforce、Secure Data Space(SSP Europe)、Slack、Jive、ServiceNowで、今後も拡張を予定する。

 また、パロアルトの次世代ファイアウォールと組み合わせることで、許可されていないSaaSアプリケーションへのアクセスの可視化と制御も可能となり、SaaSアプリケーションに対する包括的なセキュリティ対策を構築できる。

 製品は3月21日から、販売代理店を通じて提供を開始。サブスクリプションモデルでの提供で、WildFireが標準で含まれる。価格については要問い合わせ。