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CTC、CiscoとSASによる統合IoTプラットフォーム「Cisco SAS Edge-to-Enterprise IoT Analytics Platform」の取り扱いを開始

 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社は20日、米Cisco Systems(以下、Cisco)と米SAS Institute(以下、SAS)が共同で開発した統合IoTプラットフォーム「Cisco SAS Edge-to-Enterprise IoT Analytics Platform」の取り扱いを開始した。

 Cisco SAS Edge-to-Enterprise IoT Analytics Platformは、センサーからの大量データをリアルタイムに分析するためのプラットフォーム。ストリーミングデータを発生と同時に評価・分析する「SAS Event Stream Processing」や、機械学習を含むAI技術に基づいたSASの高精度なIoTアナリティクスと、Ciscoのルーター、スイッチなどのネットワーク製品やUCS(Unified Computing System)サーバーを組み合わせた、フォグコンピューティングの実行環境となる。

 1秒間に数百万イベントに上るストリームデータに対し、エッジデバイス上でAI技術を活用して異常判別や複雑なパターン識別をリアルタイムで実行し、製造業でのプロセスの効率化やIoTによるサービスの創出を実現する。予測モデルの運用機能も搭載し、モデルのライフサイクル管理やストリーミングデータの傾向に応じたモデルの適用などを通して、予測の継続的な改善を可能にする。

 CTCでは、IoTを活用して業務の自動化や予測の高度化を図る、製造業や情報サービス業、流通業の企業を中心に製品を提供し、構築やサポートサービスと合わせて3年間で20億円の売上を目指す。