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L is B、ビジネスチャット「direct」向けチャットボットを公開できるマーケットプレイスサービス

第1弾としてokicomが開発した「避難所naviボット」を公開

 株式会社L is Bは5日、ボットレンタルサービス「direct bot RENTAL」において、同日よりマーケットプレイスを開設すると発表した。サードパーティ企業などが、ビジネスチャット「direct」向けのチャットボットを手軽に公開できるようになる。なお今回は第1弾として、株式会社okicomが開発した「避難所naviボット」を、無料レンタルボットとして公開している。

 「direct」は、LINEに似たインターフェイスを持つ、社内利用に特化したチャットツール。テキストメッセージのやりとりを行える「トーク」や「グループチャット」機能を中心に、スタンプ機能、複数の選択肢から回答を求めたり、Yes/Noの選択を求めたりできる「アクションスタンプ」など、さまざまな機能を搭載している。

 L is Bでは特にチャットボットの提供に力を入れており、directと他システムを連携させるためのボット開発用SDK「daab SDK」を2014年12月に公開しているが、社内で開発できないユーザーにも広く活用してもらえるよう、チャットボットをレンタル提供するdirect bot RENTALを、2017年1月より開始していた。

 今回はさらに、パートナーが開発したチャットボットを広く利用してもらえるよう、マーケットプレイスを開設。自社のみならず、企業・個人のボット開発者によって提供されるボットを、有料もしくは無料のレンタルボットとして公開できるようにしている。

 第1弾として公開された「避難所naviボット」は、災害時に避難施設や海抜情報を入手できるもの。スマートフォンのdirectから今ココスタンプ(GPS位置情報)を送信すると、現在地の海抜情報と最寄りの避難所を地図リンク付きで案内する。これにより、災害時の安否確認はもちろん、社外で働く従業員の避難サポートにもdirectを活用できるとのことだ。