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キヤノン、雨天時の視認性を向上させる親水コーティングを採用したネットワークカメラ3機種を発売
2017年6月20日 13:15
キヤノンは、親水コーティングを採用した赤外照明搭載・屋外環境対応のネットワークカメラ「VB-H761LVE-H」「VB-H751LE-H」「VB-M741LE-H」の3機種を、6月21日から順次発売する。
親水コーティングは、レンズ保護窓に付着した雨水がレンズ面上で広がって薄い膜となることで、光の乱反射を抑え、視認性を向上させる仕組み。さらに、コーティングにより雨水が砂ぼこりや埃などの汚れを浮かして流し落とす効果をもたらし、防汚性を実現している。
新製品は、屋外設置・ボックス型の従来機種(VB-H761LVE/VB-H751LE/VB-M741LE)に、親水コーティングを採用し、雨天時や降雨後の視認性を向上。さらに、レンズ保護窓への雨や雪の付着を抑制するウェザーシールド(WS700-VB)も同梱し、降雨時の影響を軽減する。
3機種とも、暗所でのカラー撮影や、赤外照明を利用することによる0ルクスの暗闇での白黒撮影が可能。VB-H761LVE-Hは光学20倍ズームレンズを搭載し、赤外照明利用時には最長60m先までの対象物撮影が可能。VB-H751LE-HおよびVB-M741LE-Hは、赤外照明により最長30m先まで撮影でき、広角レンズの搭載により広範囲を撮影できる。解像度は、VB-H761LVE-HおよびVB-H751LE-HがフルHD(約210万画素)対応、VB-M741LE-HがHD(約130万画素)対応。
また、高さ20cmから5kgの物体が落下しても耐えられる「IK09」の耐衝撃基準を達成。砂ぼこりや水流への耐性として、「粉じんが内部に侵入しない(完全に防止する)」「いかなる方向からの水の直接噴流を受けても内部に水が入らない」など「IP66」に適合した本格的な防じん・防水構造を採用しており、河川や港湾などの風雨を受ける場所でも使用できる。
希望小売価格(税別)は、VB-H761LVE-Hが32万3000、VB-H751LE-Hが29万5000円、VB-M741LE-Hが25万5000円。VB-H761LVE-HとVB-H751LE-Hは受注生産で、6月21日に受注開始。VB-M741LE-Hは7月上旬発売。