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キヤノン、パン・チルト・ズーム対応の屋外ドームモデルなどネットワークカメラ新製品7機種を発表

 キヤノンは3日、ネットワークカメラの新製品として、小型で軒下でも目立たせることなく設置が可能な「VB-S30VE」や、赤外照明により0ルクスの暗闇でも最長60m先まで白黒撮影が可能な「VB-H761LVE」など計7機種を発表した。2016年11月下旬から順次発売する。

 新製品は、いずれもフルHD(2メガピクセル)に対応したネットワークカメラ。小型シリーズとして、軒下設置が可能なドーム型2機種と、光学3.5倍ズームレンズを搭載したボックス型1機種の3機種を発売。さらに、屋外モデル4機種を加え、オフィスや店舗などの小規模施設から、工場や倉庫などの大規模施設まで、さまざまな状況下でのモニタリングに対応する。

VB-S30VE

 「VB-S30VE」は、電動のパン(左右の動き)・チルト(上下の動き)・ズーム機能を搭載する、屋外対応の小型ドームモデル。直径約132mm、高さ約65mmと、同機能を備えるネットワークカメラでは世界最小クラスのサイズを実現し、カメラを目立たせることなく設置することが可能。マイクを内蔵し、映像とともに音声も記録できる。さらに、耐衝撃性能や防じん・防水構造により、店舗の軒下や駅のホームなど風雨を受ける場所でもモニタリングできる。価格(税別、以下同様)は12万3000円。発売日は12月下旬。

VB-H761LVE

 「VB-H761LVE」は、赤外照明や光学20倍ズームレンズの搭載により、光源がない0ルクスの暗闇でも最長60m先まで白黒撮影が可能なボックスモデル。耐衝撃性能や防じん・防水構造により、工場や倉庫、発電所などにおいて、屋内外問わず広範囲をモニタリングできる。赤外照明を搭載しないモデル「VB-H760VE」も販売する。価格は、「VB-H761LVE」が29万8000円、「VB-H760VE」が24万8000円。発売日はいずれも12月中旬。

 「VB-H751LE」は、赤外照明と水平画角124.3度の超広角レンズを搭載するボックスモデル。赤外照明到達距離30mで、暗部でも広範囲の撮影が可能。価格は27万円。発売日は12月中旬。

 「VB-S800VE」は、広角・低歪曲のパンフォーカス単焦点レンズを搭載する、屋外対応の小型ドームモデル。価格は9万8000円。発売日は12月下旬。

 「VB-H651」は、光学2.4倍ズーム、水平画角122.1度の広角レンズを搭載する、屋外対応のバンダル(耐衝撃)ドームモデル。価格は23万8000円。発売日は12月中旬。

 「VB-S910F」は、光学3.5倍ズームとマイクを搭載する、屋内対応の小型ボックスモデル。価格は8万9800円。発売日は11月下旬。