ニュース

アスメディックス、病院の購買データを収集/活用する情報基盤に「DataSpider Servista」を導入

 株式会社アシストは19日、同社が提供するデータ連携ツール「DataSpider Servista」が、アスメディックス株式会社のデータ連携基盤として採用されたと発表した。

 アスメディックスは、医療資材の共同購入支援、コスト削減をはじめ、経営分析、人材紹介、人材派遣、薬局運営など、さまざまなサービスを展開する医療系総合サービス企業。

 アスメディックスの共同購入コンサルティング事業では、複数の病院間で品目や銘柄を統一(標準化)し、スケールメリットによるコスト削減を実現する仕組み作りを推進しており、共同購入の会員である病院の購買実績データを集計/分析し、購入検討に使用していた。しかし、購買実績データは病院ごとのフォーマット、項目定義がされており、集計/分析のためのデータクレンジングは手作業やExcelマクロなどによる属人的な対応となっており、データ収集業務の抜本的な見直しが求められていた。

 こうしたことから、アスメディックスでは、データ収集やクレンジング業務の標準化、効率化、精度向上を目的として、病院の購買データの集積/活用が可能なデータ連携ツールの導入を検討。アシストの提案内容や豊富な実績、情報提供力の高さを評価し、2016年にDataSpider Servistaの採用を決定したという。

 アスメディックスでは、DataSpider Servistaの導入により、システム構築の内製化や、データ収集、クレンジング、出力作業の自動化の実現に期待すると説明。また、Amazon RDSへのデータ登録処理をDataSpider Servistaに一元化することにより、データ登録処理の効率化を図ることができ、将来的にデータ連携対象のデータが増加した場合にも、柔軟に対応できる拡張性の高いデータ活用基盤が整備できるとしている。

 また、今後は購買実績データの連携処理をはじめとして、製薬向け調査データや電子カルテデータの連携処理など、DataSpider Servistaをさまざまな局面で活用していく予定。将来的には、新規データ活用ビジネスへの活用を目指し、データ活用の拡大や高度化に取り組んでいくとしている。