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フェリー「さんふらわあ」の集客向上を――、商船三井グループと富士通がデジタルマーケティングの取り組みを開始

 株式会社商船三井と商船三井フェリー株式会社、株式会社フェリーさんふらわあは25日、富士通株式会社、株式会社富士通総研と共同で、フェリー利用者の拡大に向け、デジタルマーケティングの取り組みを開始したと発表した。

 商船三井グループのフェリーである「さんふらわあ」は、本州から九州・北海道へ毎日運航されており、2017年、2018年には新造船が登場する予定だ。

 今回の取り組みでは、個人を特定しない形でデータ化された、商船三井フェリーおよびフェリーさんふらわあのWebサイトの閲覧情報、ソーシャルメディア情報などのビッグデータを活用。これらのデータを、セキュリティが確保されたプライベートな環境である富士通の「DMP(Data Management Platform)インテグレーションサービス」と、富士通総研の「生活者行動分析サービスDo-Cube」へそれぞれ蓄積・統合する。

 そして、富士通のAI技術「FUJITSU Human Centric AI Zinrai」の機械学習技術を用いて分析・解析。フェリーの船旅を好む年代や性別などのセグメントと、その特長を導き出して、それぞれのニーズに合わせたWebサイトでの情報提供、船上でのサービス向上、これまでフェリーを利用したことのない人への広告配信などに利用することで、より的確なマーケティング施策の実施を支援するとしている。