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接客・営業職の7割以上が顧客にプライベートのSNSアカウントを「教えたことがある」、ワークスモバイル調査

 ビジネスコミュニケーションツール「LINE WORKS」を提供するワークスモバイルジャパン株式会社は5日、「接客・営業職におけるプライベートSNSアカウントの業務利用実態調査」の結果を公表した。

 調査は3月10日~12日に実施したもの。調査対象は18~49歳の正社員、派遣社員、契約社員で、所属企業の業務上、週3回以上接客、営業で顧客と接している人。サンプル数は824(男性412人、女性412人)。調査方法はインターネット調査。

 調査によると、対象者の76.5%が、顧客からプライベートのSNSアカウントを「聞かれて教えたことがある」と回答。教えた理由については、42.4%が「業務上、断れなかった/断りづらかった」、38.8%が「業務上、教えたほうが都合が良いから」と答えている。

聞かれたSNSアカウントを教えた経験
SNSアカウントを教えた理由

 プライベートのSNSアカウントを顧客に教えたことがあると回答した人を対象にした質問では、71.9%が「業務と関係がない連絡がきたことがある」と回答している。

業務と関係ない連絡が来た経験

 一方、プライベートのSNSアカウントを聞かれたが、教えなかったと回答した人を対象に、教えなかった理由を尋ねた質問では、「業務と関係ないプライベートな連絡が来るのは嫌だから」(57.1%)、「プライベート情報が流出してしまうから」(54.1%)が上位で、「企業から禁止されているから」は24.5%と少なかった。

SNSアカウントを教えなかった理由

 回答者の所属企業において、プライベートのSNSアカウントを顧客に伝えないように対策しているかという調査では、52.5%の企業が「業務で使用することを推奨されてはいないが、対策やルールがない」という。また、プライベートのSNSのアカウントを「対策やルールがなく、業務で使用することを推奨されている」という企業も7.2%存在した。

プライベートSNSアカウントに対する企業の対策やルール