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日立ソリューションズ、相鉄グループ4社の出退勤管理システムに「リシテア/就業管理」を導入

 株式会社日立ソリューションズは27日、相鉄グループ4社の出退勤管理システムに「リシテア/就業管理」を導入したと発表した。

 日立ソリューションズの「リシテア」シリーズは、就業管理や申請業務、人事部門の人事・給与管理業務の効率化や、人財戦略を支援するソリューション。国内大手企業を中心に1100社に導入され、161万人以上に利用されている(2016年3月末現在)。

 日立ソリューションズでは、相鉄ホールディングス株式会社、相模鉄道株式会社、相鉄バス株式会社、相鉄ビジネスサービス株式会社の4社の出退勤管理システムに「リシテア/就業管理」を導入。システムは、2016年1月から9月にかけて順次稼働している。

 グループ各社の出退勤情報の集約、給与計算業務などをシェアードサービスとして提供している相鉄ビジネスサービスでは、これまでの出退勤管理システムでは、今後も継続して労基法改正や新しい働き方への対応をしていくことは困難と判断し、将来的なグループ全体での出退勤管理の一元化も見据え、新システムの導入を検討してきた。

 日立ソリューションズの「リシテア/就業管理」は、鉄道・バス乗務員のシフト勤務など運輸業独特の勤務形態や、グループ各社の多様な出退勤管理要件への対応、労務管理の強化と業務の効率化、自社開発した他システムとの連携など、高い柔軟性と拡張性が評価され、新たな出退勤管理システムとして選定されたという。

 システムの導入では、グループ各社の多様な勤務形態(日勤、シフト制、変形労働制、フレックス制など)や雇用形態(正社員、契約社員、再雇用社員、パート、アルバイトなど)で働く約2700人の出退勤情報を一元管理。また、各社のネットワーク環境に依存せずに利用できるよう、株式会社日立製作所が提供するクラウド環境を採用した。

 これにより、相鉄グループではリアルタイムな勤務状況の把握による労務管理の強化に加え、出向者の出退勤情報の集約から給与計算までの流れを自動化することで、管理業務の効率化を実現。今後は、相鉄グループの統一システムとして、グループ各社への展開を目指すとしている。