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インクリメントP、GIS向け地図データベース「MapFan DB」提供開始

データは毎月更新、13言語表記を実現

「MapFan DB」表示例

 インクリメント・ピー株式会社(以下、インクリメントP)は16日、地理情報システム(GIS)向けの新しい地図データベース「MapFan DB」の法人向けの提供を開始した。

 MapFan DBは、カーナビや地図検索サイト「MapFan」などでの実績を持つ、高精度なデジタル地図データベース。商圏分析/エリアマーケティング、防災/災害対策、行政支援、交通計画などのGIS分野で活用できる。

 データフォーマットは、一般的なShapefileに加え、オープンソース空間データベース「PostGIS」の2種類を提供。地図表示の設定を簡単に行える表示設定ファイルも提供する。

 道路データベースに加え、ETC料金を含む有料道路の料金計算用データ、ゾーン30データ、最高速度データ、一時停止データを用意。さらに、大型車規制考慮ルート検索の実現に必要な、総重量、車高、車幅などの各種大型車関連の規制情報を格納したデータベースも提供する。

 MapFan DB搭載製品としては、2016年10月販売開始のNECソリューションイノベータ「GISAp」シリーズ最新版(V4.3)に、MapFan DBが標準地図データとして搭載されている。

 インクリメントPでは、GIS向け地図データベースとして、「毎月更新(年12回リリース)」「日本地図の13言語14種類表記」の実現は業界初だと説明。今後も、主要な交通機関の開業情報などをはじめ、各種地図情報を迅速にデータに反映し、さらなる品質の向上と、法人が便利に活用できるサービスの提供を目指すとしている。