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スクウェア・エニックス、ウイングアーク1stの帳票クラウド「SVF Cloud」を導入
基幹システムのSAP S/4HANAへの刷新に伴い、帳票システムをクラウド化
2026年4月6日 12:15
ウイングアーク1st株式会社は3日、株式会社スクウェア・エニックスが、基幹システムの刷新に伴ってクラウド帳票サービス「SVF Cloud」を導入したと発表した。スクウェア・エニックスでは、他システムとの柔軟な連携で一貫した帳票出力を実現し、帳票の大量出力にも耐える安定的な稼働を確保しているという。
総合エンターテインメントを手がけるスクウェア・エニックスは、今後10年の成長を支える基盤づくりを目指し、基幹システムをSAP S/4HANAへ刷新するとともに、稟議(りんぎ)申請や購買申請、機材管理といったワークフロー業務についてはPega Platformに統合した。また、これらのシステム移行に伴い、帳票基盤のクラウド化にも取り組んだ。
業務上必要不可欠である帳票には、安定的な運用が求められるほか、特に業務現場からは「現行の帳票と全く同じものを出し続ける」ことを強く要望されており、日本企業特有の枠線の太さや位置、文字の間隔、細やかなレイアウトや精度が求められていたとのこと。そこで同社では、クラウド帳票サービスの中から、長年の実績に裏付けられた信頼性・安定性、帳票開発の容易性、日本企業特有の帳票要件に対応している点などを評価し、「SVF Cloud」を採用したという。
スクウェア・エニックスの新たな基幹システムは2023年5月から運用を開始しており、現在では、会計コアであるSAP S/4HANAから出力される会計関連の帳票に加え、Pega Platformから発行される請求書、見積書、発注書などの各種帳票が、すべてSVF Cloudを経由して出力されている。
こうして同社は、クラウド上で統一された帳票基盤を実現。大量出力やリアルタイム出力についても優れた処理性能を確保するとともに、日々発生する多くの帳票を安定的に出力できているとした。
また、システム刷新を機に、業務プロセスや帳票システムの見直しも実施し、帳票の作成・管理はSVF Cloudに一括するというポリシーを策定。最終的に重要な帳票を約50本に絞り込み、仕様やシステム標準を統一したことで、メンテナンスコストの抑制につながっているとしている。
さらに今後は、生成AIを活用した業務プロセスの高度化などにより、人間が介在する業務の自動化も視野に入れて取り組みを進めるとのことだ。
