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NECソリューションイノベータ、全国の詳細地図データを標準搭載したGIS製品「GISAp V4.3」

 NECソリューションイノベータ株式会社は26日、地図情報をさまざまな業務に活用するGIS(地理情報システム)製品「GISAp(ジーアイエスエイピィ)シリーズ」において、新版「同 V4.3」を提供すると発表した。対象は「GISAp Standard」「GISAp Integrated」「GISAp Web」の3製品で、10月1日より販売を開始する。

 GISApは、“人”や“物”の情報を地図上にプロットし、管理・分析できる地図情報ツール。Officeツールのような直感的な操作性や使い勝手の良さを追及し、GISの専門性を軽減しているという。

 今回の新版からは、2500分の1の詳細地図から広域地図まで、全国エリアの詳細地図データが標準搭載されるようになったこれにより、別途地図データを準備する必要がなくなるため、導入コストを削減できるという。さらに、導入後の設定作業が必要なく、高精度で鮮明な詳細地図を用いて、すぐに各種情報の管理・分析を行える点もメリットとした。なお、地図データはインクリメント・ピー株式会社の「MapFan DB」を基にした独自形式データで提供される。

 さらに、全国の町丁目・街区レベルの住所検索データも標準搭載され(番地号レベルはオプション)、顧客情報や店舗情報など、住所付きの情報を自動的に地図上にプロットして、情報の視覚化や分析をスムーズに行うことが可能とした。

 価格は30万円(税別)から、年間保守料金が6万円(税別)から。GISApシリーズのV4.3を購入し、製品の保守契約を締結したユーザーに対しては、年1回、最新の地図データを提供するとのこと。

 NECソリューションイノベータでは、この製品を含むGISソリューションについて、今後3年間で1000ライセンスの販売を目標としている。

標準地図の広域表示イメージ
標準地図の詳細表示イメージ