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Box、企業のコンテンツを活用した働き方を変革する新たなBox Agentを発表
2026年4月6日 06:30
米Boxは現地時間2日、自然言語による指示に基づいて推論を行い、複雑なタスクを遂行するAI機能を備えた「Box Agent」の一般提供開始を発表した。
Box Agentは、最新の高度な推論モデルを活用し、企業のファイルを安全に検索し、重要なデータを分析・統合した上で、新たなコンテンツを生成する。これらの処理はすべて、Boxのエンタープライズグレードのセキュリティ、ガバナンス、権限管理に準拠しながら行われる。
これらのプロセスはすべて、Box AIの新しい会話型インターフェイス上で実行され、ユーザーは過去のセッションを再確認したり、作業を繰り返して内容を練り直したり、中断した箇所から作業を再開できる。
新しいBox Agentにより、コンテンツライブラリ全体を検索し、企業データに基づいた明確かつ簡潔な回答を提供するとともに、透明性と信頼性を確保するために情報源を明記できる。また、Box NotesやWord文書、PDF、Excelスプレッドシート、PowerPoint資料など複数のフォーマットで新たなファイルを作成し、ユーザーが迅速にレポート、プレゼンテーション、その他の業務文書を作成できる。
契約書や報告書など、ユーザーが選択した特定のファイルを分析し、その内容のみに基づいて体系的な分析結果、比較、および要約を生成したり、自然言語での質問を解釈して組織の用語や関連性、最新性を考慮しながら検索範囲を拡大し、結果の質を向上させたりできる。
エンタープライズセキュリティを軸に設計されたBox Agentは、ユーザーがアクセス権限を持つファイルのみを参照して応答を生成する。顧客の独自データをサードパーティの大規模言語モデルのトレーニングに使用することはなく、企業は信頼性の高いセキュリティを確保しつつ、アクセス権限を適切に管理したAI活用を実現できる。
さらにBox Agentの自律的な機能を活用することで、例えば法務部門は契約書をより迅速に見直し、標準条件からの逸脱を迅速に特定できる。Box Agentは、最初のチェックとして、契約書を標準条項のプレイブックと照合し、最も重要な例外事項に焦点を当てて比較できる。
調達部門では、Box Agentを活用して請求書やベンダー文書を大規模に処理できる。Box Agentは請求書、契約書、購入記録を分析し、重要なフィールドを明らかにして不一致を指摘することで、承認作業の加速、エラーの削減、データに基づく購買判断の迅速化を支援する。
また、Box AI Studioの機能強化も発表した。機能強化により、ユーザーが反復可能でリスクの高いワークフローに対応する、カスタムAIエージェントを作成できるようになった。管理者は、特定のビジネスルールやナレッジ、データセットに基づいてエージェントをカスタマイズし、独自のBox Agentを設定できる。刷新されたBox AI Studioは、専門知識を大規模に実装することで、組織全体において複雑なタスクが一貫性と正確性を保ちながら実行できる。
新しいBox Agentは、Enterprise PlusおよびEnterprise Advancedプランの顧客に提供を開始した。Word文書やPDF、Excelスプレッドシート、PowerPoint資料など、複数のフォーマットで新たなファイルを作成する機能については、Enterprise Advancedプランの顧客にベータ版として提供する。加えて、Enterprise Advancedのユーザーは、Box Agentの「Proモード」と「拡張モード」を使用できる。Box AI Studioの機能強化も、Enterprise Advancedプランのユーザー向けに提供を開始した。
