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ベネフィット・ワン、オラクルの人材管理クラウド「Oracle HCM Cloud Talent Management」を採用

 日本オラクル株式会社は25日、株式会社ベネフィット・ワンが、オラクルの人材管理クラウドのタレントマネジメントアプリケーション「Oracle HCM Cloud Talent Management」を採用したと発表した。

 ベネフィット・ワンは、福利厚生業界最大手として、総会員数約785万人、6453団体に対して、宿泊施設や飲食店、レジャー施設、介護・育児サービスなど、約100万件のサービスを特別価格で利用できる福利厚生サービス「ベネフィット・ステーション」を提供している。また、ポイント制報奨サービス、給与計算代行サービス、健康サービスなど、人事業務を支援するBPOサービスを手掛けている。

 ベネフィット・ワンでは、日本企業が直面するグローバル化や人材不足などの課題により、企業の人事部門にも変革が求められている中で、これらの変革に対応して事業を拡大していくために、タレントマネジメントや個人型確定拠出年金サービスなど新サービスの提供や、これまで培ってきた人事関連のビッグデータ活用による包括的な人事BPOサービスの提供など、新しい提案ができる体制づくりに着手する必要があった。

 こうしたビジネス環境をうけ、ベネフィット・ワンではまず、「Oracle HCM Cloud Talent Management」を自社のタレントマネジメントの仕組みとして導入し、従業員約800人を対象に2016年10月から利用を開始した。

 ベネフィット・ワンでは従来、Excelでのデータ分析や会議を通してタレントマネジメントを行ってきたが、「Oracle HCM Cloud Talent Management」の導入を決定。各社員の評価・目標管理とプロファイル情報を一括管理できる点や、クラウドのため安価に早く導入できる点、導入までのスピードの早さなどを評価したという。

 ベネフィット・ワンでは「Oracle HCM Cloud Talent Management」を、「福利厚生」「報奨」「健康」「小口精算」「給与計算」など、同社が展開する人事BPOサービスのメニューとともに提供し、人事分野におけるBPOサービスを包括的に管理し、人事系データベースを活用した新たなサービス提供につなげていく。これにより、企業内のあらゆる人事データの統合や連携、それによる効果的なデータ分析や予測を促し、人事部門の業務負荷を軽減し、人材情報の可視化やシミュレーションを可能することで、戦略的人事の実現を支援していくとしている。

 また、10月25日~26日に開催される日本オラクル主催の「Oracle Cloud Days Tokyo 2016」では、ベネフィット・ワンが「人事データベースを活用した新たな福利厚生サービスの展望」をテーマに、今回の取り組みについて講演する予定。