ニュース

日永インターナショナル、Web改ざん検知を組み込んだSaaS型DDoS対策ソリューション

 日永インターナショナル株式会社は5日、株式会社セキュアブレインと販売提携を行うと発表した。これに伴い日永インターナショナルは、4月から国内向けに販売しているクラウド型DDoS対策ソリューション「DDoS Guard」の契約者向けに、セキュアブレインのSaaS型セキュリティソリューション「GRED Web改ざんチェック」を提供する。

 DDoS Guardは、最大1.5TbpsまでのDDoS攻撃を防げる独DDoS GuardのSaaS型セキュリティソリューション。世界中からの大規模な攻撃を、東京を含め世界各地に配置されたスクラビングセンターのフィルタリングシステムによって防御し、クリーンなトラフィックのみを透過させることができる。

 またボリューム攻撃のみならず、アプリケーションレイヤやミドルウェアなどの脆弱性を狙った少量パケットでの知能的攻撃からもWebサイトを保護可能。さらに、クラウド型のため最短3営業日の短期間で実装でき、必要な期間・規模のみ導入を行える点もメリットという。

 一方のGRED Web改ざんチェックは、Webサイトの改ざんの有無を定期的にチェックすることで、Webサイトの安全性を確保するサービス。一般のWeb閲覧と同じように、インターネット側からコンテンツをチェックするため、サーバー側の監視では見つけられないような改ざんも検知できるとした。

 今回、DDoS Guardのユーザー向けにGRED Web改ざんチェックを提供することによって、DDoS攻撃対策とWeb改ざん対策をあわせて行えるようになるため、よりセキュアなWeb運営が可能になるという。

 なお、今後国内で日永インターナショナルを通じて販売されるDDoS Guardは、GRED Web改ざんチェックが標準で付与された「DDoS Guard Premium」として提供される。