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キヤノン、映像の中から最大約1500人までの人数をカウントできるソフトウェアなど2製品を発表
2016年9月26日 14:23
キヤノンは、映像解析技術を用いたネットワークカメラを活用するソフトウェアとして、ネットワークカメラの映像の中から約1500人までの人数をカウントできる「People Counter Version 1.0」と、複数人での作業が求められる現場で作業者同士の距離が離れると警告を出す「Minimum Staff-Count Detector Version 1.0」の2製品を発表した。
「People Counter Version 1.0」は、ネットワークカメラで撮影したライブ映像や静止画から、人の特徴を検知し解析することで、横向きや後ろ向きの人も含め、約1500人までの人数をカウントできるソフトウェア。ライブ映像はキヤノン製のネットワークカメラのみの対応だが、静止画ではメーカーなどを問わずに利用できる。
画像内では、指定した領域の中にいる人数や、指定したラインを双方向で通過する人数をカウントすることも可能。小売店舗から大規模な商業施設、駅、競技場、空港などのさまざまな施設で、混雑状況や来場者数、人の流れを把握し、警備員の配置や避難誘導の安全対策や、集客の傾向を把握するマーケティングなどに活用できる。
「Minimum Staff-Count Detector Version 1.0」は、映像内で指定した領域に映っている人物が1人の場合や、複数人であっても一定の距離以上離れた場合、単独で作業をしていると判断し、警告を出すソフトウエア。データセンターや金融機関など、複数人での作業が定められている現場の監視に利用でき、従来は目視で行っていた確認を自動化することで、コストを削減しながら正しい手順での業務遂行に貢献する。
製品の発売時期は、「People Counter Version 1.0」が10月下旬、「Minimum Staff-Count Detector Version 1.0」が12月下旬。価格はいずれもオープン。