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ドン・キホーテ、Arcserveのバックアップ専用アプライアンスを導入
5時間かかっていたバックアップを20分に短縮
2016年9月21日 06:00
arcserve Japan合同会社は20日、バックアップ専用アプライアンス「Arcserve UDP 7300 Appliance」を株式会社ドン・キホーテが導入したと発表した。
日本国内および米国で計341店舗(2016年6月時点)を展開するドン・キホーテグループでは、変化の激しい市場に対応するため、ここ数年でプライベートクラウドの活用を積極的に進めるなど、情報システム環境の効率化に取り組んでおり、その一環として、データ保護のために統合ストレージを導入、一元化に成功している。
一方で、一部には物理環境で稼働する数十のシステムが存在しており、システムごとに個別の運用が行われ、バックアップの確認に毎日数十分単位の時間を要するなど、データ保護に関する課題も抱えていた。そのため、資産管理システムをリプレースするタイミングで、バックアップシステムを抜本的に見直すことを決定し、データバックアップを統合管理できるシステムの導入に着手した。
バックアップソリューションの選定にあたり、ドン・キホーテ情報システム部は複数候補の中から、OSやデータベースへの対応やコストパフォーマンスの良さからArcserve製品に絞り込み、最終的にハードウェア一体型となるArcserve UDP Applianceの採用を決定した。社内のバックアップ運用を一元化でき、システムごとにストレージやネットワーク機器を用意する必要がないだけでなく、対象システムが増えても追加ライセンスが不要で、コストをかけずにデータ保護統合環境の実現が可能であることが、採用の決め手となったという。
ドン・キホーテは2016年4月に、まず資産管理システムのデータバックアップ環境として、Arcserve UDP Applianceを導入。これまで5時間かかっていたバックアップ時間を20分にまで減少させた。さらにもう1つのシステムもバックアップ環境をArcserve UDP Applianceに移し、現在2システム7サーバーのデータ保護をArcserve UDP Applianceで行っており、物理環境にある残りのシステムも、今後のリプレースのタイミングでArcserve UDP Applianceに統合していく。
ドン・キホーテでは、データ保護環境統合の実現により、将来的には数百万円もの節約が可能であると予測。arcserve Japanでは、Arcserve UDP Applianceが同社のビジネス展開の加速と安全なシステム運用を低コストで支援するとしている。