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kintoneのデータを外部公開するサービス「kViewer」、画像のサムネイル表示やデータキャッシュに対応

 サイボウズスタートアップス株式会社は13日、サイボウズの業務アプリクラウド「kintone」と連携して利用する「kViewer」を強化し、サムネイル表示に対応した「同 Ver3.0」として同日より提供開始すると発表した。

 kViewerは、kintoneアプリに登録されたデータを外部に公開するための連携サービス。kintoneのユーザーライセンスを保有していないユーザーでも、kintone内の情報をリアルタイムに閲覧できるようになる。表示形式は、一覧表示、詳細表示に加えて、グラフ表示やカレンダー表示にも対応するほか、表示項目や絞り込み条件の設定も行えるとした。

 これまでは、一覧として表示するビューはテキスト情報に限られていたが、新版からはビュー内でサムネイル画像の表示を行えるようになった。サムネイル画像は、詳細、カレンダーの各表示形式での表示にも対応する。さらに、動画のサムネイル化も可能で、一覧ビューからの動画再生も行えるとのこと。

一覧ビューで画像のサムネイルを表示

 また、従来はあまりにも多いアクセスが見込まれる情報を利用する場合、kintone APIの上限コール数(1万回/日)の制限により、運用が難しいケースがあったという。しかし新版では、kViewer側にキャッシュ機能が追加されたため、2人目以降がアクセスする際にkintone APIをコールすることなく、同一情報を表示することが可能になっている。

キャッシュ機能の設定画面イメージ

 利用料金は、ライトコースの場合で月額6000円、表示条件の絞り込みや検索、デザイン変更なども可能なスタンダードコースが月額9000円、キャッシュ機能など全機能が利用できるプレミアムコースが月額1万3000円。別途、kintoneのスタンダードコースのライセンスが必要となる。