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ノーチラス、Oracle Big Data Appliance上でのAsakusa Framework関連サービスを提供

 株式会社ノーチラス・テクノロジーズ(以下、ノーチラス)は7日、日本オラクルのエンジニアド・システム「Oracle Big Data Appliance」上での、「Asakusa Framework」関連サービスを提供すると発表した。

 Asakusa Frameworkは、Hadoop/Spark環境上での業務アプリケーションの開発を容易にするオープンソースフレームワーク。Java言語で書かれたアプリケーションコードを分散環境で動作するアプリケーションへコンパイルできるほか、独自の最適化も実施しているという。

 一方のOracle Big Data Applianceは、ビッグデータ活用に特化したエンジニアド・システム。Clouderaの企業向けHadoopディストリビューション「Cloudera Enterprise」を包含しており、HadoopおよびNoSQLデータベース上のさまざまなワークロードを実行するための、高パフォーマンスで管理性が高いプラットフォームを提供する。

 今回ノーチラスでは、Asakusa Frameworkを用いた業務アプリケーション開発に関わるプロフェッショナルサービスを提供するとともに、Oracle Big Data Applianceの高度な機能をAsakusa Frameworkから利用する拡張機能を用意した。

 拡張機能は、Asakusa処理の入出力データを、Oracle Databaseの外部表として読みだせる「Oracle Big Data SQL Integration」と、Asakusa Frameworkが生成するMapReduceジョブに、高速化ライブラリのPerfect Balanceを適用し、手作業では困難なMapReduceジョブの総合的な最適化を行う「Perfect Balance Acceleration」の2つ。

 これらの機能は、当面の間業務アプリケーション構築サービスと一体として、ノーチラスおよびSIパートナーから提供される。さらに、今後日本オラクルより提供される予定のPaaS、「Oracle Big Data Cloud Service」および「Oracle Big Data SQL Cloud Service」にも対応する予定だ。

 この拡張機能などを利用することにより、Oracle Big Data Applianceのユーザー企業は、日本オラクルのビッグデータソリューション群に加え、Asakusa Frameworkを利用した業務アプリケーションを、Oracle Big Data Appliance上で容易に構築、動作させることが可能になるとした。