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日本HP、Windows 10 Mobileスマホ「HP Elite x3」を9月5日発売

KDDIも法人向けに販売

HP Elite x3

 株式会社日本HPは31日、Windows 10 Mobile搭載スマートフォン「HP Elite x3」ならびに関連オプションなどを、9月5日より順次販売開始すると発表した。またKDDI株式会社も法人向けの販売を開始する。

 HP Elite x3は、Windows 10 Mobileを搭載したビジネス向けのスマートフォン。5.96インチのディスプレイを備える大型のスマートフォンとして単体でも利用できるが、Windows 10 MobileのContinuum機能を生かし、オプションの「ノートドック」によってノートPCのように、また「デスクドック」との併用によってデスクトップPCのように利用することもできる。

ノートドック利用時のイメージ
デスクドック利用時のイメージ

 端末自体はSIMフリーだが、KDDIとの相互接続性テストを実施済みで、au回線を利用可能。1台でスマホ環境にもPC環境にも対応でき、社内システムとの連携など利用用途の幅を広げられることから、KDDIではネットワークセキュリティやモバイルデバイス管理(MDM)サービス「KDDI Smart Mobile Safety Manager」を組み合わせ、HP Elite x3を法人向けに販売する。

 価格(税別)は、本体が7万7800円、ノートドックが4万9800円、デスクドックが1万2000円など。

 なお日本HPでは、HP Elite x3上でContinuum機能を利用し、既存のWindowsアプリケーション資産を有効に活用できるように設計された仮想アプリケーションクラウドサービス「HP Workspace」を9月8日より開始する。

 これにより、ユーザー企業は自社のデスクトップアプリケーションをクラウド上の仮想環境に置き、Continuum機能を通じてそれらのアプリケーションをPCと同等の使い勝手で利用できるという。また、OneDriveなどの主要なストレージサービスと連携しており、データは既存のストレージサービスへのアクセス、保存が可能とのこと。

 価格(税別)は、HP Workspaceエッセンシャルユーザー用1年のライセンスで5万6400円から。