ニュース

日本ヒューレット・パッカード、モバイルアプリの統合開発テスト製品「HPE Mobile Center 2.0」

 日本ヒューレット・パッカード株式会社は31日、モバイルアプリケーションの統合ソフトウェア開発テスト製品「HPE Mobile Center 2.0」の提供を開始した。

 「HPE Mobile Center 2.0」は、モバイルアプリケーションの開発において、探索的テスト、機能テスト、パフォーマンステスト、セキュリティテストなどさまざまなテストの実施に対応し、テスト実施の対象機器を集中管理する機能を提供する製品。

 「HPE Sprinter」「HPE Unified Functional Testing」「HPE LeanFT」「HPE LoadRunner」など、各種HPE Softwareソリューションおよびオープンソースのテストツールとの連携が可能。「HPE AppPulse Mobile」と「HPE Application Performance Management」を活用したモニタリング機能により、ユーザーエクスペリエンスやサービス監視など、アプリケーションの監視が行える。

 ユーザー操作の記録やデバイス内部のモニター結果をアプリのテストにフィードバックすることにより、テストの正確性や信頼性を高めることが可能。また、実デバイスでのテストに加えて、クラウドベースでモバイルアプリのテストを行う「AWS Device Farm」と連携し、AWS Device Farm上で提供される豊富なOSやデバイスを利用したさまざまな状況を検証できる。

 ChromeやSafariなどモバイルデバイスのブラウザーを用いたテストの実施、「設定」などプリインストールされたアプリケーションの操作、ユーザー・グループ単位でのデバイス予約、スケジュール管理などに対応。仮想ユーザー/仮想ネットワーク環境と実デバイスの組み合わせにより、エンドツーエンドのモバイルパフォーマンスの正確な状況を再現する。

 また、ソースコード、バイナリ、およびモバイルアプリケーションのセキュリティを検証し、クライアント内の脆弱性をアプリのリリース前に発見。モバイルデバイス上で動作するアプリケーションに対し、ユーザーが行う代表的な操作を定期的に実施・監視することで、エンドユーザーよりも速くアプリの稼働状況の問題を発見できるとしている。