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バラクーダネットワークス、クラウド対応次世代ファイアウォールを強化

 バラクーダネットワークスジャパン株式会社(以下、バラクーダ)は28日、次世代ファイアウォール製品「Barracuda NextGen Firewall Fシリーズ」(以下、Fシリーズ)用ソフトウェアの新版「同 バージョン7.0」を提供開始したと発表した。

 「Fシリーズ」は、アプリケーション/ユーザー識別と制御機能、包括的なIPS(不正侵入防止)機能、Web/メールセキュリティ機能、ATD(Advanced Threat Detection)機能などの次世代ファイアウォール機能を提供するアプライアンス製品。セキュリティを確保するだけでなく、回線障害や多重利用といった回線速度の低下からネットワークトラフィックを保護できるという。

 また、仮想アプライアンス版はMicrosoft AzureやAmazon Web Service(AWS)を含むパブリッククラウドプラットフォームにネイティブで実装でき、高可用性や次世代セキュリティ機能、一元管理機能を提供できる点も特徴だ。

 今回の新版では、Microsoft Azureでのクラウドベースの一元管理をサポートしており、テナントおよび構成クラスタでファイアウォールを無制限で管理可能。組織はワークロードとアプリケーションをMicrosoft Azureへスムーズに移行できるという。

 さらに、「Fシリーズ」がホスティングされているクラウドのデータセンターから取得されたパブリックIP、ドメイン名、DNS名、ならびにファイアウォールが稼働しているクラウドインスタンスタイプなどのデータを表示する、専用ダッシュボードウィジェットなどが提供され、クラウド実装の全容を管理者が把握できるように強化されたとのこと。

 セキュリティ機能では、ボットネットやスパイウェアによる情報漏えいの防止、リアルタイムで感染した不正エンドポイントの特定と隔離をサポート。加えて、バラクーダの新たなDNSシンクホールテクノロジを通じ、グローバル脅威インテリジェンスフレームワークを活用した、機密データの漏えい防止を支援する機能も提供される。