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バラクーダ、低価格帯の次世代ファイアウォールアプライアンス4製品

製品シリーズを整理、「Barracuda NextGen Firewall」として提供

 バラクーダネットワークスジャパン株式会社(以下、バラクーダ)は17日、同社の提供しているファイアウォール製品のラインアップを「Barracuda NextGen Firewallシリーズ」として整理すると発表した。従来のBarracuda NextG Firewallを「Barracuda NextGen Firewall Fシリーズ」、Barracuda Firewallを「Barracuda NextGen Firewall Xシリーズ」として提供する。また今回の改称と同時に、4つのエントリー向けのアプライアンスを新たに発表した。

 Barracuda NextGen Firewall Fシリーズは、クラウドサービスの利用に適した、他拠点型の次世代ファイアウォール。きめ細かいSSLインスペクションや個別ライセンス制のATD(高度脅威検知)モジュールなど、さまざまなセキュリティ機能を備えるほか、すべてのポリシー、クライアント、およびデバイス設定を統合管理可能なことから、各拠点から直接インターネット接続を行える分散ネットワーク環境を構築できるという。

 新モデル「F18」「F80」「F180」「F280」はいずれも、支社/支店を想定した分散ネットワーク対応の設計となっており、プライベートおよびパブリッククラウドベースのアプリケーションへアクセスする際に、高いセキュリティとネットワークパフォーマンスを提供できるとのこと。最大スループットは1Gbps~3Gbpsで、4~8ポートのGigabit Ethernetを備えている。価格は22万円(税別)から。

 一方のBarracuda NextGen Firewall Xシリーズは、中小規模から中堅企業での利用に向いた次世代ファイアウォール。ハードウェアリソースの消費率の高いコンテンツフィルタリング、マルウェアプロテクションといった機能をクラウドへオフロードすることにより、効率よくさまざまなセキュリティ機能を提供できる。

石井 一志