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NTTアイティ、操作性を向上させた動画配信システム「viaPlatz 3.1」

ハードウェアエンコーダにも対応

 NTTアイティ株式会社は、動画による情報共有プラットフォームの新版「viaPlatz (ビアプラッツ) 3.1」を、8月1日から提供開始すると発表した。

 viaPlatzは、機密性の高い社内向け動画の配信を簡単に始められる動画配信プラットフォーム。今回の新版では、従来からの安心・安全な動画配信システムとしての機能はそのままに、動画への書き込みアイテム(図形や文字)をオブジェクト化した。これにより、以前は困難だったアイテムの移動や削除が容易に行えるようになったほか、アイテム編集メニューが右クリックから選択でき、画面の最大化にも対応したことで、操作性が向上したという。

 また、ライブ配信用アプリケーションWeb版を提供。専用アプリケーションのインストールは不要で、Webブラウザだけで簡単にライブ配信を行えるのこと。

 このほか、ハードウェアエンコーダに対応し、これまでのソフトウェアエンコーダよりも安定した高品質のライブ配信が可能となった。さらに、従来必要だったビデオカメラを接続したライブソース端末(専用のアプリケーションをインストールしたWindows PC)やキャプチャ機器(USB出力のあるAVミキサーなど)も不要となったため、安価でシンプルな機器構成で、社長講話やスポーツ中継なども簡単にライブ配信できるようになったとしている。

 提供形態は、パブリッククラウド、プライベートクラウド、オンプレミスの3形態を用意する。従来、プライベートクラウドメニューでは、データセンターの顧客専用の物理サーバーにviaPlatzを構築してサービスを提供していたが、viaPlatz 3.1(ビアプラッツ3.1)」では、仮想環境のクラウドサーバーに顧客専用のviaPlatzを構築してサービスを提供可能になった。これにより、プライベートクラウド型の動画配信を安価に提供できる。

システム構成例

 価格(税別)は、パブリッククラウドが初期費用が5万円、月額費用が4万円から。プライベートクラウドが個別見積もり。オンプレミスのライセンス価格が160万円からとなる。