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ジョルダン、海外出張者・現地駐在員の危機管理・安否確認スマホアプリ「HAZARD Buster」

 ジョルダン株式会社と株式会社ALL LINKAGEは5日、海外出張者や海外駐在員の多い企業向けに、全世界で利用できる危機管理・安否確認システム「HAZARD Buster(ハザードバスター)」の提供を10月1日に開始すると発表した。現在は先行して、海外出張者・駐在員の多い企業での試用を開始している。

 HAZARD Busterは、スマートフォンに内蔵されたGPSと世界地図を利用して、世界各地にいる出張者・駐在員の現在地情報を、地図上で一元的に表示・確認ができるサービス。日本からの出張も多い中国では、Googleの使用が規制されているため百度マップを利用することで、世界中で対応をしている。

 出張者・駐在員からの写真付き報告機能や、位置情報を定期的に自動で送信し地図上に履歴表示できる機能に加え、テロや災害などの緊急時には管理者側からも出張者・駐在員の現在地情報を取得できる機能を搭載。さらに、チャット機能や掲示板機能、特定のエリア内にいる出張者・駐在員に注意喚起などのメッセージを流せる機能も備える。

「HAZARD Buster」PC管理者画面
「HAZARD Buster」アプリイメージ

 これまで、有事の際の出張者・駐在員の安否確認には、渡航情報と照らし合わせたり、現地法人と連絡を取り合ったりと、1件1件アナログで対応することが多く、時間がかかってたが、HAZARD Busterハザードバスターでは、迅速で簡単に位置情報を確認でき、さまざまな手段で連絡が取り合えるように、新たな安否確認のニーズに対応。このほか、グループ分けや部署設定、閲覧権限の付与などの設定もでき、企業ごとに管理者に与える権限を振り分けられる。また、世界各地の管理者が利用できるよう、日本語、英語、中国語の3カ国語に対応する。

 対応OSは、Android 4.03以降またはiOS 8.0以降。価格は1アプリユーザー月額600円から。今後はバージョンアップを重ね、報告情報をまとめてCSVファイルに出力し、他のデータとマッチングをかけることもできる機能なども装備していく予定としている。