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ネットアップ、オールフラッシュストレージ「SolidFire」新モデルとストレージOSの新版を発表

 ネットアップ株式会社は6日、「NetApp SolidFire SFシリーズ」のラインアップに、オールフラッシュストレージ「SF19210」と、SFシリーズに搭載されるストレージOSの新版「NetApp SolidFire Element OS 9(Fluorine)」を発表した。

 SF19210は、ノードあたり実効容量40~80TB、最大10万IOPS、1/1000秒(1ミリ秒)以下のレイテンシを実現する、SFシリーズで最も高密度のオールフラッシュストレージ。従来のSFシリーズと比較して2倍のパフォーマンスと容量を備えており、オールフラッシュストレージの導入に要するコストを削減するほか、最も低いGB/IOPSあたりのコストを実現しているという。

 また、QoS保証、スケールアウト型アーキテクチャ、インラインのデータ削減、完全なシステム自動化、VMwareやOpenStackなどの環境との統合など、従来から提供されているすべてのSolidFireの機能を活用できるとのこと。

 ネットアップでは、高密度な仮想化環境、データベースといった用途に加え、パフォーマンス保証、容量のスケールアウト、より高密度なインフラが求められるパブリック/プライベートクラウドのインフラに適しているとした。

 なお、ネットワークインターフェイスはiSCSI対応の10Gigabit Ethernet(GbE) SFP+を2基搭載する。

SF19210

 一方のElement OS 9では、新たにVMware Virtual Volumes(VVols)との統合、ファイバチャネル(FC)接続の拡張性の向上、マルチテナントネットワーク機能の強化など、柔軟性の向上が行われているほか、SolidFireのスケールアウト型オールフラッシュストレージの利用範囲をさらに拡大したという。

 なお、SF19210は6月6日より国内での提供を開始。Element OS 9は2016年第3四半期(7~9月)中に提供が開始される予定だ。