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「Everything as a Service」 HPEのクラウド時代の生き残り策
2019年7月1日 11:21
GreenLakeは好調
SaaS、IaaSなどのクラウドによって、顧客企業が技術を購入する方法は変わった。だが、ハードウェアで生まれ、ハードウェアで成長してきたHPEのようなベンダーが、サービス主導の企業に転身できるのかという疑問が上がる。
Venture Beatは「オンプレミスは複雑すぎる。HPEは全てをサービスとして提供することを約束したが、これまでの大型コンピューター中心のITベンダーからサービス主導の組織でアイデンティティを変えるのは勇敢なことだ」とする。
これまでのところ期待は十分に持てるものだ。HPEによると、GreenLakeビジネスは順調に伸び、顧客数は600以上、総契約額は28億ドルに達しているという。契約の更新率は99%、NPS(ネットプロモータースコア)は86%。「HPEの中で最も急成長しているビジネス」というNeri氏の言葉をData Center Knowledgeは引用している。
分社化して3年半。HPEのクラウド時代の生き残り策は続いている。