クラウド&データセンター完全ガイド:データセンターサービスガイド

24時間365日のライフライン管理で培った高度な運用サービスを提供――オージス総研

SEによる高品質・柔軟な運用サービス
オージス総研
http://ps.ogis-ri.jp/datacenter/

オージス総研は、長年、大阪ガスのシステムを同社データセンターで運用してきた。その経験で培ったノウハウをメニュー化して一般のデータセンター利用者向けに運用サービスとして提供している。データセンターにはオペレーターだけではなく24時間365日SEも常駐し、高品質な運用サービスを実現する。

経験を基にお客様ニーズに合わせた運用サービスをメニュー化

 オージス総研は、大阪ガスグループの情報処理会社としてスタートし、30年以上にわたって大阪ガスのシステムを同社のデータセンターで運用してきた。同社は、その実績と経験を基に運用メニューのリニューアルを実施し、特徴あるデータセンター運用サービスの一般向け提供を開始した。

24時間365日、SE常駐で高度な運用を提供するオージス総研のオペレーションルーム

 データセンター・オペレーションマネージャの梶原隆之氏は、「ただ、“経験で培われた運用ノウハウ”が強みだと言ってもお客様には伝わりづらい。そこで、蓄積した運用知識を体系化し、サービスメニューとして提供することを考えました。ライフサイクル単位で運用メニューを考えていくと、お客様が選択しやすく、使いやすいものになることに気付きました」と説明する。

 止められない社会インフラである大阪ガスのシステムを運用していく中で、必要性が高く作業頻度の高い運用項目を抽出、一般的なデータセンターの運用メニューと組み合わせて作り上げたのが現在のメニューだ。

 「システム分析やサーバー証明書の導入などのメニュー項目をお客様に紹介すると、そんなことまでアウトソーシングできるのかと驚かれます」と、データセンター企画・提案担当SEの新保紀夫氏は胸を張る。

夜間・休日もSE対応ができるから安心のインシデント対応

 オージス総研では従来より、定型的なサービスに終わることなく、ユーザーからの要望にも、できる限りカスタマイズで応え、人員増強や自社開発ツールの利用による業務改善で運用負荷を軽減しながら、ミスの少ない高信頼な運用を目指してきた。

(左から)株式会社オージス総研 オペレーションマネージャ 梶原隆之氏、運用担当SE 吉田弥生氏、企画・提案担当SE 新保紀夫氏

 そうした状況の中、オージス総研の大阪第1データセンターでは、2011年から、24時間365日のSE常駐を開始、2013年からは他のセンターにも常駐体制を広げた。これにより、オペレーター単独では判断が難しいインシデントも、現場判断できる範囲が拡大され、解決までの時間を短縮でき、サービスレベルの向上を図ることができた。今回刷新したメニューも、24時間SE常駐体制に移行しているため実現したものが少なくない。

 また、SEとオペレーターが常に近くにいることで、定期的な障害訓練でも指示・連携が向上し、オペレーターから積極的な提言が上がってくるとデータセンター運用担当SEの吉田弥生氏は語る。「手順書の中で読み違えてしまう可能性がある部分をオペレーターに指摘されて、オペレーションの順序を変更したこともあります」と吉田氏。

 現場と管理サイドが一体となった積極的な運用改善はオージス総研のサービスをより高信頼にしていくだろう。

お問い合わせ先

株式会社オージス総研

営業企画部

電話03-6712-1201(東日本) 06-6871-8054(西日本) 052-209-9390(中部日本)

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