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凸版印刷のクラウドサービスのシステム基盤にCisco UCSを採用

                              2011年 6月 1日
                         シスコシステムズ合同会社

   凸版印刷のクラウドサービスのシステム基盤にCisco UCSを採用

シスコシステムズ合同会社(代表執行役員社長:平井 康文、住所:東京都港区赤坂、以下 シスコ)は、凸版印刷株式会社(以下 凸版印刷)が、2011年2月から提供しているクラウドサービス「TOPICA VMDCサービス」にCisco Unified Computing System(Cisco UCS)がシステム基盤として採用されていることを本日発表しました。Cisco UCSの採用により、「TOPICA VMDCサービス」のお客様に、高い安定性と柔軟性を提供することが可能となります。

凸版印刷は1997年よりiDCサービス「TOPICA」をトータルサポートが可能なWebサービスインフラとして、共用ホスティングサービス「MemberBox」や、専用ホスティングサービス「MDC」を提供しています。昨今、クラウドや仮想化への注目が高まる中、安定性のあるサービスとともに柔軟性をより求められるようになっており、凸版印刷は、変化するニーズに応えるため、既存のサービスの強みを活かしながら「TOPICA VMDCサービス」を2011年2月18日から販売開始しています。本サービスにより、従来よりも短期間での納品、限定的な期間のシステム提供、また爆発的なアクセス増加にも対応する環境など、柔軟且つ安定したサービスを提供することが可能です。

「TOPICA VMDCサービス」のCisco UCSの採用においては、シスコ インターネット ビジネス ソリューショングループ(IBSG)のコンサルティング部門も加わり、高い安定性と拡張性、シンプルな運用性の確保が可能なCisco UCSが凸版印刷の「TOPICA」の将来を見据えたシステム基盤として導入されました。

Cisco UCSは、以下の3つの特長で凸版印刷の「TOPICA VMDCサービス」をサポートしています。

・シンプルなシステム構成: 仮想環境では、サーバ、ネットワーク、ストレージ・管理環境との接続が重要な課題になります. Cisco UCSは、Fibre Channel over Ethernet(FCoE)や仮想化に最適化したメザニンカード(VIC)により、UCSサーバからネットワーク ストレージまでの接続に必要なネットワークコンポーネントやケーブルを簡素化します。またブレードシャーシ内のバックプレーンやネットワークのコンポーネントをシンプル化し、ケーブリングも冗長化を含め、わずか8本のケーブルで構築します。

・拡張性の高いネットワーク帯域: Cisco UCSは、標準で10Gbpsの帯域で物理ネットワークを構成するため、これを収容するファブリック インターコネクトの能力も高く、ブレード サーバとの接続、およびCisco Nexusで対応する上位ネットワーク層と一貫かつ冗長化された高速なDC環境が構築できます。さらに、Cisco UCSのVN-LINK技術により、ハイパーバイザー処理の一部をハードウェアにオフロードすることで、仮想化環境での処理能力を向上させます。

・サービスプロファイルによる高い運用性: Cisco UCSの運用管理には、サービスプロファイルというシステムリソース(サーバ、ネットワーク、ストレージアクセス等)を論理集合化、また抽象化管理できる機能をもっており、物理マシンの変化や追加に対し、プロファイルを適用することで、分単位の時間で仮想化サーバとして稼働開始できます。そのためサービス開始までの期間を大幅に短縮でき、ビジネス処理能力変動やユーザ変更要求、問題発生時に対して、より迅速に対応します。

今回、Cisco UCS 6120(ファブリック インターコネクト)とCisco UCS 5108(ブレード シャーシ)を組み合わせたCisco UCSをベースに構成しており、Cisco UCS 6120とCisco UCS 5108、Cisco Nexus 5000の間のラインは、すべて10Gbpsの帯域を確保しています。特に主要な機器はすべて二重化されています。また、データセンター間連携を視野に入れ、Cisco UCS 6120を直接コアスイッチに接続せず、Cisco Nexusを利用することによって、将来的にVMware Storage VMotion によるデータセンター間のライブ マイグレーションに対応することも可能です。

シスコは、今後も刻々と変化するビジネスからの要望に対応するために設計されたCisco UCSで、ネットワーク、サーバ、ストレージ アクセス、および仮想化のリソースを密接に統合して1つのシステムにすることで、お客様の新しいサービスへの迅速な対応や、生産性の向上、総所有コスト(TCO)の削減を実現するソリューションを提供していきます。

凸版印刷株式会社について
凸版印刷株式会社は、1900年創立の総合印刷会社。証券・カード、商業印刷、出版印刷、パッケージ、高機能部材、建装材、ディスプレイ関連、半導体関連の8つの部門で事業を展開。2011年3月期の売上高は約1兆5,600億円、従業員数は約48,000人。凸版印刷の会社概要・詳細は以下のWebサイトでご参照いただけます。
http://www.toppan.co.jp/

シスコシステムズ合同会社について
シスコシステムズ合同会社は、米国シスコ(NASDAQ:CSCO)の日本法人です。シスコは、ビジネスの基盤となるインテリジェントなネットワーキングソリューションから、音声、映像、データ、ストレージ、セキュリティ、エンターテイメントをはじめとする新しい分野、そして、人々の仕事や生活、娯楽、学習のあり方を一変させることのできるネットワーク プラットフォームの提案を目指しています。シスコの会社概要・詳細は以下のWebサイトでご参照頂けます。
http://www.cisco.com/jp

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2011/6/2 06:00