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アライドテレシス、独自SDNソリューション「AMF」のマスター機能を提供する仮想アプライアンス

 アライドテレシス株式会社は30日、独自SDNソリューション「AMF(Allied Telesis Management Framework)」を強化するソフトウェア「バーチャルAMFアプライアンス AMF Cloud」を、6月6日に提供開始すると発表した。

 アライドテレシスでは独自のSDNソリューションとして、スイッチやルータ上のマスター機能からネットワーク上のデバイス管理が行える「AMF」を提供してきた。今回リリースが発表された「バーチャルAMFアプライアンス AMF Cloud」は、AMFマスター機能を仮想環境上で提供するソフトウェアで、標準規格では対応が難しいネットワーク構成の自動構築や自動復旧、一斉変更などを行えるので、ネットワークの運用・管理コストの削減と利便性の向上を実現するとした。

 従来のAMFとは異なり専用ハードウェアを必要とせず、仮想マシン上でAMFコントローラー、またはAMFマスター機能を動作させることが可能。仮想マシン上のゲストOSの1つとして利用できるので、ネットワーク構成を変更せずにAMFネットワークの規模拡張を行える。

 なお、1つのAMFコントローラーでは最大60台までのAMFマスターを、また1つのAMFマスターでは最大120台までのAMFメンバーを管理できるため、1つのAMFネットワークでは最大7200台のAMFメンバーを統合管理可能だ。動作環境はVMware vSphere ESXi 6.0、Citrix XenServer 6.5。

 AMFコントローラーでは、10マスター管理対応1年間あるいは6年間の使用期限付きライセンスを用意する。価格(以下、すべて税別)はそれぞれ210万円、630万円。

 AMFマスターでは、10メンバー(20リンク)対応の1年間、6年間の使用期限付きが用意され、価格はそれぞれ220万円、660万円。管理対象のメンバー数を拡張するライセンスも提供される。

石井 一志