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freee、サブスクリプションビジネスの収益向上を図るZuoraのソリューションを採用

 Zuora Japan株式会社は8日、freee株式会社が、Zuoraの「リレーションシップ・ビジネス・マネージメント(RBM)」を採用したと発表した。

 Zuoraでは、企業や組織がサブスクリプションビジネスにおいて収益向上を図るためのプラットフォームとして、SaaS型のRBMを提供している。RBMでは、プライシング、見積もり、Web販売、契約管理、請求・回収、売上計上、レポート・分析など、従来のERPやCRM、販売管理などのシステムでは対応できない、サブスクリプション型ビジネスのための業務を支援できる点が特徴。新サービスの市場投入期間を最短化できるほか、フリートライアル、フリーミアム、従量課金などのプライシングモデルによる新規顧客獲得や、レポーティング・分析による既存顧客へのアップセル・クロスセルの強化、解約率の低減が実現できるという。

 海外ではすでに、Box、Marketo、DocuSign、Zendeskといった著名なSaaSベンダーが採用しており、日本でも三井情報株式会社がファーストユーザーとして導入している。

 クラウド会計ソフト「freee」をはじめ、さまざまなサービスをSaaSで提供しているfreeeでも、さらなるビジネスの成長に向け、顧客のニーズに対してこれまで以上に最適なサービスを迅速に市場投入できること、また、freee自体のバックオフィス業務の効率化を実現できることを評価し、RBMの採用を決めた。

 freeeではRBMの導入により、新サービスの市場投入の際に必要だった既存システム改修を行う必要がなくなり、従来と比べて新サービスの市場導入期間を4割短縮できたという。

 また、顧客のニーズに合わせた新規プランの展開も容易になるため、既存顧客に対して価値の高いサービスの継続的な提供を行い、長期にわたるリレーションシップの構築を実現するとのこと。

石井 一志