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富士通、大規模公開オンライン講座を提供するプラットフォーム「Wisdom」

 富士通株式会社は29日、インターネットを通して大学レベルの講義を無料または安価に提供する取り組みであるMOOC(Massive Open Online Courses:大規模公開オンライン講義)について、MOOCの提供プラットフォーム「Fisdom」を開設し、第1弾のMOOCとして国立大学法人金沢大学による講座を3月24日に開講すると発表した。

 Fisdomは、MOOCの日本での普及・拡大を図る一般社団法人日本オープンオンライン教育推進協議会(JMOOC)公認のプラットフォーム。富士通のクラウドサービス「FUJITSU Cloud Service K5(以下、K5)」を活用しており、「K5」には外部システムとの連携で必要となる各種APIや、仮想環境を構築するためのリソースが用意されているため、教育機関などが新規に講座を開設する場合には、スケーラブルなMOOC提供システム環境を短期間で構築できるとしている。

 開講する講座は、国立大学法人金沢大学が提供する「自然と共生する生き方:日本と世界の里山・里海」。能登半島での里山・里海を活用した自然と共生する地域づくりを担う人材養成プログラムや、フィリピン・ルソン島での棚田を利用した人材養成プログラムを通じて、里山をめぐる課題とその背後に広がる未来の可能性や、草の根のグローバルな連携について学ぶ。

 JMOOCでは、プラットフォームの開設を機会に、さらなるMOOC認知の拡大と多様な学習ニーズ、学習スタイルへの対応を目指す。また、富士通はMOOCを活用した反転学習などの教育の多様化と高度化に向け、プラットフォームのセキュアな受講環境を維持することにより、MOOC受講者増大に貢献することを目指すとしている。

三柳 英樹