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「CLOMO MDM」がWindows 10対応、“モバイルの流儀”での管理を実現

 株式会社アイキューブドシステムズは23日、日本マイクロソフト株式会社、VAIO株式会社、ワンビ株式会社と協業し、モバイルデバイス管理(MDM)サービス「CLOMO MDM」の機能強化と、オプションサービス「CLOMO MDM secured by OneBe」の提供開始を発表した。これにより、Windows 10デバイスの適切な管理に対応するという。

 アイキューブドシステムズによれば、Windows 10を最大限に活用するためには、特定業務エリアでの固定利用を前提としたデスクトップPCのような考えを取り払い、社外への持ち出しや、多種多様な目的で利用されることを前提とした“モバイル”としてWindows 10をとらえる必要があるという。

 CLOMO MDMは、さまざまな端末を統合管理できるクラウド型MDMサービスで、「緊急時(盗難・紛失)対策」「利用状況の監視」「機能制限/設定の適用・解除」「不正持ち出し対策」など、モバイルならではの運用効率化や、情報漏えい対策をリモートで実現できるが、今回、これがWindows 10に対応することで、こうした“モバイルの流儀”での管理を実現するとした。

 具体的には、盗難・紛失時の対策として、Windowsデバイスに対するリモートロック、リモートワイプを行えるほか、VAIOが提供する「SecureWipe」を搭載したWindowsデバイスに対しては、さらに高度な緊急時対策を行えるようにした。

 従来のWindows向けリモートワイプ機能は、BitLockerによる暗号化を用いて、Windowsデバイス内の業務データ取り出しを困難にし、工場出荷状態に遷移せざるを得ない状況を作り出すことで“データ初期化”を実現していた。しかしSecureWipe機能を利用したVAIO PCでは、BIOSから直接SSDやHDDに対し、強制的にデータ初期化を実行でき、データ初期化作業中に中断などを行えないので、従来のリモートワイプよりも確実な情報漏えい対策を実施できる。

 また、IT管理者はCLOMO MDMを通じて、Windowsデバイスの通信状況やインストール済みアプリ情報などを取得可能。さらに、各社のセキュリティや運用ポリシーに合わせてアラート設定を実行でき、一定時間応答がないデバイスを定期的に確認して、検出時には管理者とデバイス所有者の双方に対しアラートメールを自動配信する機能も備えた。

 持ち出し対策としては、CLOMO MDMを通じて、位置情報と連動したセキュリティ対策をWindowsデバイスに実施できる。CLOMO MDMからWindowsデバイスに配信したエージェントアプリは、「ACアダプタ接続の変化」「Wi-Fi接続の変化」「位置情報の変化」などのデバイス持ち出しポリシーを監視し、違反検知時には、ネットワーク接続状況にかかわらず、「キーボード・マウス・タッチパネルの無効化」「強制ログアウト」「指定パスのフォルダ・ファイル削除」「大音量アラーム」などの情報漏えい対策を自動で行える。

 なおCLOMO MDMは、日本マイクロソフトの標準仕様にのっとった対応を行うことで、将来のWindows OSバージョンアップ時にも、継続して管理機能を利用できるようにしているとのことだ。

石井 一志