NTT Com、「Enterprise Cloud」のOracle対応ブロックストレージ「Premium++」を値下げ

　NTTコミュニケーションズ株式会社（以下、NTT Com）は1日、企業の基幹システム向けクラウドサービス「Enterprise Cloud」で、Oracle Database Enterprise Edition RACなど、データの入出力処理を高速に行うRDBMS（Relational DataBase Management System）に対応可能なブロックストレージ「Premium++」の料金を50％値下げした。

　Premium++は、最新フラッシュストレージおよびストレージ接続ネットワークの高速化により、RDBMS稼働にも十分な高いI/Oパフォーマンスを実現するブロックストレージ。今回の料金改定により、50％の値下げとなる1GBあたり月額125円（税込）で提供。これにより、クラスター構成のOracle Databaseを低価格で構築できる。

　また、Enterprise Cloudのマネージドオプション「Managed Oracle」として、Oracle Databaseの設計、初期設定、管理、インシデント管理、標準変更などを行う「ベーシックタイプ」と、パッチ適用やバックアップを加えた「アドバンスドタイプ」を提供。これにより、顧客はOracle Databaseのセットアップ時の煩雑な環境設定や、データベース管理業務が軽減される。

　「Managed Oracle」の提供価格（税込）は、ベーシックが1VMにつき初期工事費用13万5000円、月額3万5000円。アドバンスド（SE One）が1VMにつき初期工事費用13万5000円、月額9万円。アドバンスド（SE RAC）は1VMにつき初期工事費用11万円、月額11万円。

　NTT Comでは、自社システムをオンプレミスで運用している企業が、NTT Comクラウドサービスへの移行検証を行い、利便性やパフォーマンスを体験できるよう、月額料金が最大2カ月間無料で利用できる「Oracle Move to Cloudキャンペーン」を実施する。キャンペーン期間は2016年3月30日まで。