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ミラクル・リナックス、RHEL 6.7ベースの「MIRACLE LINUX V6 SP5」

 ミラクル・リナックス株式会社は16日、Linux OSの最新版「Asianux Server 4 == MIRACLE LINUX V6 SP5」(以下、SP5)を提供開始すると発表した。

 「Asianux Server(MIRACLE LINUX)」は、信頼性、安全性、可用性、セキュリティ機能を重視した、アジアでのビジネス要件に最適化されたLinux OS。企業においてLinuxサーバーとして利用されているほか、国内のエンジニアによるサポートを10年にわたって提供できることから、産業用コンピュータやアプライアンス製品、特定業務用機器への組み込み用途でも数多く利用されているという。

 今回提供される最新版のSP5は、Red Hat Enterprise Linux(RHEL) 6.7をベースに開発されており、RHEL 6.7向けのハードウェア、RHEL 6.7向けに開発されたアプリケーションソフトウェアは、ほぼそのまま動作させることができるとのこと。

 価格例(税別)は、標準サーバー向けのライセンスが6万円。アップデートサポートが3万円、プロダクトサポートが15万円など。サーバーライセンスとプロダクトサポートを組み合わせた「バリューパック」や、特定業務用機器(産業用コンピュータ/アプライアンス)向けのライセンス形態も別途用意されている。

 なお、従来バージョン「Asianux Server 4 SP4」は、エンタープライズ向けLinux OSとして国産初となるMicrosoft Azure認証を取得しており、9月1日よりMicrosoft Azure Marketplaceで販売開始されている。最新版である「SP5」も近日中にMicrosoft Azureに対応する予定とのことだ。

石井 一志