ニュース

ミラクル・リナックス、CentOS 6.3ベースのLinux OS新版~10年の長期サポートにも対応

 ミラクル・リナックス株式会社は13日、Linux OS「Asianux Server 4 == MIRACLE LINUX V6」(以下、MIRACLE LINUX V6)の新版「同 SP2」を、同日より販売開始すると発表した。

 MIRACLE LINUX V6は、企業向けサーバー用途だけでなく、産業用コンピュータ、アプライアンス機器など、特定業務向け機器のOSとしても最適化されているLinux OS。今回の新版では、従来製品ではCentOS 6.1相当の機能が提供されていたが、今回よりCentOS 6.3相当へバージョンアップした。また、サポート期間が3年間延長され、10年間の長期サポートに対応。これによって、特定業務向け機器メーカーを中心とした長期サポートニーズに応えられるという。

 また、ライセンス形態がOSライセンス、アップデータ利用権、各サポートサービスが分離されているのも特徴で、仮想化インフラ向けサーバーで利用する場合、OSライセンスは1物理サーバーあたり1ライセンスで済み、インスタンス数の制限はない。一方、特定業務用機器への組み込みでは1ライセンスあたりのコストを抑えたライセンス形態を選べるとのこと。

 標準サーバー向けの場合、OSライセンスの価格は6万3000円で、プロダクトサポートをセットにしたバリューパック(1年)が18万9000円、同(3年)が47万2500円、同(5年)が78万7500円。サポートサービスは、アップデートサポートが3万1500円、プロダクトサポートが15万7500円、プラチナサポートが個別見積もり。

 特定業務向け機器の場合は、10ライセンスで15万7500円となっている。

(石井 一志)