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ソリトン、電子証明書を標準で利用できるクラウド型リモートデスクトップサービス

 株式会社ソリトンシステムズ(以下、ソリトン)は27日、リモートデスクトップサービス「Soliton SecureDesktopサービス」を同日より提供開始すると発表した。

 Soliton SecureDesktopサービスは、既存のアプライアンス製品「Soliton SecureDesktop」のクラウドサービス版。専用ソフトウェアを端末にインストールすると、手元のPCやスマートデバイスから、クラウドを介してオフィスのPCをリモート操作することができる。

 アプライアンス版では、認証局(CA)を別途用意する必要があったが、クラウドサービス版ではソリトンが管理するプライベートCAの電子証明書を標準で利用でき、セキュアな在宅勤務やモバイルワーク環境を、サーバーを持たず手軽にスタートできるとした。

 なお、通信は端末間の画面転送のみに制限され、端末には一切ファイルデータ等が残らないため、情報漏えいの危険性を低減。一般的なVPNのようなネットワーク接続をしないことで、マルウェア感染のリスクも軽減するとしている。

 クライアント側はWindows、Mac OS X、iOS、Androidに、接続先はWindows、Mac OS Xにそれぞれ対応する。

 価格(税別)は、初期費用が3万円、月額基本費用(10ユーザーまで)が1万円、追加10ユーザーが月額1万円。

石井 一志