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カスペルスキー、モバイル向けセキュリティ製品「Kaspersky Security 10 for Mobile」の機能拡張版を提供開始

 株式会社カスペルスキーは23日、法人向けモバイルセキュリティ製品「Kaspersky Security 10 for Mobile」の機能拡張版(SP1MR1)の提供を開始した。価格は、最小構成の10クライアント版が6万4800円(税別)から。

「Kaspersky Security 10 for Mobile」機能拡張版(SP1MR1)の画面イメージ

 Kaspersky Security 10 for Mobileは、iOS/Android対応のセキュリティ製品。危険なウェブサイトのブロック、端末のroot化やJailbreakの検知機能などを備える。また、Android端末ではウイルス定義データベースに基づいてのマルウェア対策も利用可能。

 今回公開された機能拡張版では、新たに「セルフサービスポータル」が用意された。これは企業内のモバイル端末利用者向けポータルサイトで、端末の紛失や盗難といった事態が発生した場合に、システム管理者の手を借りることなく、利用者自らが端末ロックやリモートワイプを実行できる。Android 5.0にも新たに対応した。

 また、「Google Cloud メッセージング(GCM)」との連携機能も追加。Android端末に対してコマンドをプッシュ通知できるようになり、緊急時の端末ロック作業などが迅速化されるという。

森田 秀一